自由を求めて

となりのトトロ、死の象徴

娘の2歳の誕生日にとなりのトトロのDVDをプレゼントしました。
まだ、早いかと思いましたが、思いの外、熱中して見ているようでよかった!


むしろ文学的で、大きなアクションもない作品にも関わらず、
2歳の子供を熱中させてしまう、宮崎駿のすごさをやはり感じました。



宮崎駿の作品には多くの象徴が登場すると思います。
とくに、このトトロでは、「死」の象徴がたくさん出ているんですね。

病気で入院している母親。
妹のメイは、トウモロコシを「とうもコロシ」と発音し、
それを母親に届けに行こうとして、道に迷う。
猫バスの行き先に「墓場」が、さり気なくかすめる。
水子の象徴にもなる、お地蔵様が、象徴的に登場する。

このポジティブで、明るい、暖かな物語の中に、
これほど、死の象徴が出て来ているのです。

私はこの象徴が、物語の底流を成して、この作品を奥深いものにしている気がしてなりません。
「まっくろくろすけ」や、むしろ、トトロでさえも、死の世界の象徴なのかもしれません。
そしてその死の世界は、決して恐ろしいものとしてではなく、
親しみを感じるほど、身近に描かれているのです。

そのように、死の世界=「目に見えない世界」は、我々の世界のすぐ「隣」にいつも存在していて、
その世界があってこそ、この「生の世界」が、喜びの世界として活力に溢れて感じられるのではないか。

そんな気がしてなりません。

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